療育活動事例:「ことばでつなごう!イラストカードあそび」

こちらのページは、なないろTERRACE鍋島教室に関するページです。

なないろTERRACE鍋島教室では、遊びを通して子どもたちの「言葉の力」や「やりとりする力」を育てる療育を行っています。

この日は、絵カードを使ったことばあそびを通して、語彙力や表現力を楽しく伸ばす活動を実施しました。

最初に行ったのは、「なにカードかな?」ゲーム。

果物・動物・乗り物・日用品などのカテゴリー別に分けられたイラストカードを1枚ずつめくり、「これはなに?」「どんなときに使う?」「何色?」といった質問を交えながら、子どもたちと対話形式で進めました。

普段は発語が少ない子どもも、カードを見て「バナナ!」「ブーブー!」と元気に声が出る場面もあり、先生たちも思わず笑顔に。

次に行ったのは、「しりとりカードリレー」。

カードのイラストを順番に見せながら、「いぬ → ねこ → ことり…」と、しりとりでカードをつないでいくゲームです。「つぎは“り”…」「“りんご”あったー!」と、お友だちと協力して探す姿が見られ、自然とコミュニケーションが生まれました。

先生がそっとサポートしながら、子どもたちは「ことばで考える」「順番を意識する」「相手に伝える」力を楽しく育てていきました。

この活動を通じて、語彙や文の構成力だけでなく、お友だちとのやりとりの中で相手を意識する力も育まれました。

カードというシンプルなツールでも、子どもたちの「表現したい!」という気持ちは大きく広がっていきます。

今後も、遊びながら言葉と心を育てるカードあそびを、子どもたちの成長に合わせて工夫しながら取り入れていきたいと考えています。