
「はじめての場所」での体験が、子どもの成長を支える

なないろTERRACE鍋島教室では、教室内での活動だけでなく、普段行かない場所へ出かける体験も大切にしています。
たとえば、和菓子屋さんや地域の施設など、日常生活の中ではあまり訪れない場所へ出かけることで、子どもたちの「感じる力」「考える力」「社会との関わり方」を育むことができます。
外の世界に触れることは、子どもたちにとって大きな刺激。
それは単なる“お出かけ”ではなく、心と体を成長させる療育の時間でもあるのです。

「知らない場所」で得られる気づきと成長
いつもと違う環境に行くと、子どもたちは最初、少し緊張した表情を見せます。

しかし、その新しい空気や音、におい、人との関わりを感じるうちに、少しずつ自分なりのペースで行動し始めます。
この“初めての場所で過ごす経験”は、例えば
- 自分で状況を判断する力
- 不安を乗り越える力
- 社会的なマナーを学ぶ力
を育てる大切な機会になります。
特に、教室の外という環境では、いつもと違う刺激の中で自分を落ち着かせる練習にもつながります。
※こういったお出かけなどについては、前もって連絡し、体験したいとい子を主としています。
「食べる体験」から広がる感覚の学び

そして、外出先で和菓子を食べる体験をしました。
いつも食べ慣れているお菓子とは違う、やわらかさ、甘さ、香り。

一口食べるたびに、子どもたちは「これは何の味?」「中はあんこ?」「もちもちしてる!」と、五感を通して多くのことを感じ取っていました。
この「感じる」という体験こそが、療育につながる大切な時間です。
味覚・嗅覚・触覚を使いながら、自分の中に“新しい感覚”を記憶していく。
それが、**感覚統合(五感をバランスよく使う力)**の発達にもつながります。
昨今では、スナック菓子など、味や食感が強い食べ物が反乱しています。
それらが、すべてダメというわけではなく、いろんな地域や種類の味覚を養うことで、食べ物への興味や関心や、つくる人への関心や有り難さも感じてもらうことに繋がると考えています。

普段保護者様が、料理を作ったり、仮にお弁当を購入されてあったとしても、その一つ一つは当たり前ではなく、誰かが用意してくてているという事を少しづつ理解してもらいたいという事も療育として考える中の一つでもあります。
経験が「自信」と「社会性」につながる

外出や体験活動は、成功や失敗を含めて“経験の積み重ね”です。
子どもたちは、初めての場所で戸惑いながらも、
- 「楽しかった」
- 「楽しくなかった」
- 「美味しかった」
- 「美味しくなかった」
という感情を通して成長していきます。
私達彩虹グループでは、子ども達からの回答を元に次の療育はどうしようかと考えます。

大人にとっては何気ないことでも、子どもにとっては大きな一歩。
その経験が、社会の中で自分らしく生きる力を育てていくのです。
なないろTERRACE鍋島教室では、こうした体験を通して、安心して挑戦できる環境をこれからも大切にしていきます。
“楽しい”の中にある小さな学びを、ひとつひとつ積み重ねながら。


