
必要な分だけの水を計量カップへ移す。
大人からすれば、とても簡単な事ですが、2リットルのペットボトルは、子どもからすれば、重たいものです。
だから、こぼしそうになったりします。
でも、両手で行えば持ち上げることができる。
とはいえ、腕だけではなく腰の力や体幹が大事という事になります。
こういった、大人から見ればなんてこと無い事も、子どもの内に体験しておく事で次に同じようなことをするときに、成功しやすくなる。
小さな積み重ねですが、こういった事を大事にしています。

料理をするという事でみんなで作っている様子です。
この時も、みんなが、自分もしたい、自分もしたい!となりますが、その時も順番を待つという事や、指導員や保育士が話す事を聞くという事も、療育の一つなんです。

次は、実験としてスライムにストローを刺して、息を吹き出すことで、スライムが膨らむという事を行っていますが、この時も、吹き出す力や、腹式呼吸のやり方などが大事になってきますが、これが出来ないという子どもや場合も、少なくありません。



普段の息の仕方と、ストローへの息の吐き出し方では、ストローの咥え方や、口の中で圧力をためるための力の使い方などは、全く違います。
この腹式呼吸であり、息の吐き出し方については、大人になっても苦手やあまり出来ないという方もいらっしゃいます。
という事であれば、子どもの内に、吹き出し方や、口への力の入れ方などを覚えておけば、腹式呼吸への身体の使い方へも繋がります。
腹式呼吸ができると、 集中力が高めたり、ゆっくりと深い呼吸ができるようになります。
これにより、脳にしっかりと酸素が行きわたり、落ち着いて物事に集中する力も育ちます。
特に、イライラしている時や気持ちが高ぶっている時でも、深く息を吸って吐くことで心が整いやすくなります。
工作についても同じで考える力、自分で動く力を楽しんでもらう
次に工作ですね。

こちらも、一つ一つの動作に付け加えて、接着剤としての、のりの付け方や、のりの量、ノリを付けたら、乾くから早く動かなければいけない。
また、のりを付けると、つけられた紙は、ふやけてしまうなどもあります。
そしてのりの種類によってはそうなりにくいものがあったりなど・・
身体の動作だけでなく、何かをする際に、時間で状況が変わるという事も体験して経験してもらいます。

そして、出来上がったものを全力で褒めてあげる。
そうすれば、子どもは、行動すること、試すこと、失敗を恐れずに実行する満足感を感じます。

そういう満足感が満たされると、物事への楽しさや、難しさ、といった事へ向き合える一歩を踏み出しやすくなります。
以下のレゴなどもそうです。

ただ闇雲に作るだけではなく、お題をだしたり、こういうのはどう?と声掛けをする。
そうすると、その先に、考えて、どの部品をどう使おうか?
とりあえず試すから入るも良し、考えて行動するも良し、でもその先にあるのは、行動という事になり、楽しみながら行動していたらいつのまにか、頭も心も身体の使い方も、どんどん上手になっていく。


心と身体の成長は、小さな失敗と、小さな成功を沢山経験する事でそのスピードは早くなります。
彩虹グループでは、大人になる前に小さな階段を登る事で得られる達成感からくる自信も養います。
そして、その自信についても、人を蹴落とすような自信ではなく自らが成長していくために子ども一人ひとりが、楽しみながら過ごせる。
そんな、療育を行っています。


