
子どもが好きで保育士になりましたが、大人数の保育園では目の前のことに追われる毎日で、「もっと一人ひとりにゆっくり関わりたいのに…」というもどかしさがずっとありました。
どうしても保育園の場合、子どもとの接点が薄くなりやすく、それと同時に、当たり前ですが、子ども一人一人には、保護者の方もいらっしゃいます。
また、その保護者との会話や、状況などのやり取りに、当時の私は頭の中で覚えたり考えたりする余裕が足りませんでした。
覚えることもたくさん、やらなきゃいけないこともたくさん。
保護者様から、言われた時に、何君?何さんのお父さんだったっけ…と…
その時にすぐ、何ちゃんのお父さんですか?と聞ければ良いんですが、そういう時にかぎってなにか作業をしていたりして…
そして、作業も保護者様とのやり取りもうまくいかず…
私人の顔を覚えるのが少し苦手なんです。
名前と顔がすぐに結びつかなくて、自分でも「もしかしたら何かの特性があるのかも」と思うこともありました。
保育園では支障が出るほどではなかったけれど、そのことで苦手意識を感じてしまう瞬間も正直ありました。
そんな中で出会ったのがこの職場です。
ここでは少人数での支援が基本なので、子ども一人ひとりとじっくり関われます。
朝の挨拶、今日の表情、どんな遊びが好きか――そういう日々のやりとりを通して、自然と関係が深まっていくんです。
私のように覚えるのに少し時間がかかるタイプでも、ちゃんと子どもたちと心がつながる感覚を持てて、自信にもつながりました。
また、そういったときに職場の同僚、仲間に相談したり、マネージャー的な方に相談すると、本当に細かく何度も教えてくれたりしたことで、今ではしっかり覚えることができました。
そして、靴を履くのを苦手にしていた男の子が、ある日「じぶんでやる!」と笑顔で片方履けた時。その目が合った瞬間に、私の方がうれしくなってしまいました。
保護者の方とも、毎日のちょっとしたことを共有しながら関係が築けて、「今日はこんな一面がありました」と伝えるたびに、喜んでくださるのが励みになっています。
この仕事には、いろんな得意・苦手があって当たり前。
大人の私でさえ、うまくいかない事があると考えたら、子どもたち一人ひとりに苦手なことやうまく行かないことで悩む事も当たり前だとおもいます。
だから、私達保育士や児童指導員が居るんだ。
そう思えると、この仕事に誇りももてますし、少しですが自分に自信を持てるようになりました。
自分のペースで向き合いながら、それでも「子どもが好き」という気持ちを大切に働ける場所に出会えたこと、本当にありがたいです。
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