にじいろパレットでの事例|“作る”から“片付け”までを大切にする体験を通して、行動に目的を持つ大切さを学んでもらいました。

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にじいろパレットでの事例|“作る”から“片付け”までを大切にする体験を通して、行動に目的を持つ大切さを学んでもらいました。

今回、にじいろパレットでは「空間の飾りを作ろう」という製作活動を行いました。

にじいろPLUS
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子どもたちはそれぞれに色とりどりの画用紙やパーツを使い、葉っぱやどんぐり、動物などを自由に表現しながら、季節の変化を感じる制作に取り組みました。

ただ、今回の活動で大切にしたのは“作ること”そのものではありません。

子どもたちが「なんのために作っているのか」「終わったらどうなるのか」を意識できるように支援を行い、“始まり”から“終わり”まで一連の流れを体験することを目的にしました。

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たとえば、活動の前には「今日は何を作るのか」「誰が見るのか」「どこに飾るのか」を写真と一緒に説明し、“作った後に役立つもの”というイメージを持ってから取りかかってもらいました。

また、製作に使用するハサミやのり、クレヨンなどの道具についても、スタッフが一方的に配るのではなく、できる範囲で子どもたちに“自分で準備する”体験をしてもらいました。

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「これ使ってもいい?」「〇〇さんもどうぞ」といった声がけも生まれ、活動そのものを共有する意識にもつながっていました。

活動が終わったあとは、「終わったら片付けも大事だよね」という声かけとともに、使った道具を元の場所に戻すことや、机を拭く・ごみを捨てるなどの簡単な後片付けも一緒に行いました。

“片付け”は、子どもたちにとっては「面倒」「終わったら遊びたい」と思ってしまいがちな時間です。

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ですが、今回は「また使えるようにしようね」「次の人が気持ちよく使えるようにしよう」という理由を伝えることで、“片付けにも意味がある”ということを体感してもらいました。

にじいろパレットでは、こうした一つひとつの活動の中に、“なぜやるのか”という目的を明確に持ち、子どもたちの理解に合わせて伝えながら支援をしています。


そしてその中で、「自分の行動には意味がある」「やりとげるって気持ちいい」という成功体験につなげられるよう、日々の関わりを積み重ねています。