
こんにちは、なないろTERRACE鍋島教室(彩虹グループ)です。
今回は、シャボン玉を使った療育活動の様子をご紹介します。

「たかがシャボン玉」と思われるかもしれませんが、実はそのシンプルさの中に、発達を支える要素がぎっしり詰まっています。
シャボン玉を「大きくふくらませる」ことの難しさ、佐賀市鍋島の療育現場から

シャボン玉を大きくふくらませるには、いくつかのことを同時に考える必要があります。
- 息を吹き出す勢いと力のコントロール。
- 液をどれくらいストローに浸すか、という量の判断。
- ゆっくり、均一に吹き続けるという持続的な調整。

これらを子どもが無意識にやろうとするとき、脳はかなりの情報処理をしています。
「なんとなく楽しい遊び」の裏側で、呼吸のコントロール・手と目の協調・試行錯誤による学習が静かに動いています。
・口腔機能の発達(息の量・強さのコントロール)
・手と目の協応(ストローを液に浸す・持ち続ける)
・集中力の持続(割れないようにゆっくり吹き続ける)
・因果関係の理解(力の加減→結果が変わる)
・感覚統合(視覚・触覚・固有覚の連携)
「単純で楽しい」からこそ、夢中になって学べる

なないろTERRACE鍋島教室(彩虹グループ)では、活動を選ぶときに「その活動から子どもたちが何を学べるか」を必ず考えています。
シャボン玉であれ、クッキングであれ、外遊びであれ、問いは同じです。

そして、シャボン玉が優れているのは「楽しい」と感じるハードルが低い点にあります。
複雑なルールもなく、道具の扱いも難しくない。
だから、普段は活動への参加をためらいがちな子でも、自然と手を伸ばします。
夢中になって試している間に、上で挙げたような力が少しずつ育まれていきます。

「上手にできたね」よりも、「もう一回やってみよう」という気持ちが出てきた瞬間が大事だと思っています。
自分から動こうとする気持ちが育つことが、すべての成長の出発点です。
ゆっくり、そのまま、大きく。息を整える練習が語彙と感情にもつながる


スタッフが「ゆっくり、そのまま、大きく大きく」と声をかけると、子どもたちはその言葉に合わせて息を調整しようとします。
この「言葉を聞いて、体を動かす」という連携も、発達支援の観点では重要な要素です。
また、シャボン玉がパチンと割れたとき、子どもはさまざまな感情を持ちます。

「あー!」という悔しさ、「もう一回!」という意欲、「なんで割れたんだろう」という疑問。
そのどれも、感情を言語化・行動化する練習の素材になります。
ゆっくり息を吐く動作は、副交感神経を働かせ、気持ちを落ち着かせる効果があります。
シャボン玉を割らないように丁寧に吹く体験を繰り返すことは、興奮した気持ちを自分でコントロールする練習にもなっています。
遊びながら、感情の調整力を育てる。これが「遊びの中の療育」の本質です。
「何でこんなことするの?」に答えられる療育を、佐賀市鍋島で

なないろTERRACE鍋島教室(彩虹グループ)では、どの活動にも「なぜこれをするのか」という根拠があります。

保護者の方から「施設では何をしているの?」と聞かれたとき、スタッフが自信を持って答えられる状態を大切にしています。
シャボン玉はその一例です。
見た目はただの遊び。でも、その中に口腔機能・感覚統合・情動調整・集中力・試行錯誤といった要素が詰まっています。
子どもたちは「勉強している」という感覚なしに、夢中で力をつけていきます。
それが、彩虹グループが大切にしている「遊びの中の療育」の姿です。

どんなに地味に見える活動でも、「その子が何を経験できるか」を考えて選んでいます。
シャボン玉一つにも、スタッフの意図があります。
そのことを、保護者の方にも知っていただけると嬉しいです。
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