
「お金の使い方」は、教室の中だけでは教えられない力です。
にじいろプラス(彩虹グループ)では、実際の駄菓子屋さんを舞台に、子どもたちが自分でお金を使う体験を療育プログラムのひとつとして取り入れています。

これは単なる「楽しいお出かけ」ではありません。判断・計算・コミュニケーション・感情の整理まで、生活に直結したスキルを育てる場です。
駄菓子屋さんでのお買い物が「療育」である理由
放課後等デイサービスにじいろプラス(彩虹グループ)でのお買い物体験では、子どもたちに渡されるのは決まった金額のお金だけ。
そこからすべて自分で動かなければなりません。
この体験で育まれる力
① 数の操作・金銭感覚 手持ち金額の範囲で、価格を見て計算する
② 選択・優先順位の判断 「全部は買えない」状況でどれを選ぶか決める
③ 対人コミュニケーション 店員さんとの金銭授受を自分でやりきる
④ 感情の認識と整理 購入後の後悔・比較から「次どうするか」を考える
「自分で決める」を、本物の場面で練習する

お店の中には、たくさんの商品があります。
まず最初のハードルは「全部見て回れるか」です。
衝動的に目の前のものを選んでしまうのか、それとも一度立ち止まって他の商品も確認できるか。
その判断そのものが、実生活で求められる「見通しを立てる力」のトレーニングになっています。
次に、買いたいものが複数あった場合。
手持ちの金額では全部は買えないという事があります。
その時にどれを選んで、どれを諦めるか。
スタッフはヒントを出すことはあっても、最終的な決断は子ども自身に委ねます。

この「自分で決める」という体験の積み重ねが、日常生活の中での主体性と自己決定力に繋がっていきます。

店員さんとのお金のやり取りも、一人ひとりが自分で
商品を選んだ後は、お会計です。
にじいろプラス(彩虹グループ)では、店員さんへの支払いも子どもたち一人ひとりが自分でおこないます。
スタッフがフォローできる環境は整えながら、基本的には「自分でやりきる」ことを大切にしています。
緊張して手が止まる子もいます。
でも、その緊張を乗り越えて「ありがとう」と言えた瞬間の表情は、教室の中では生まれないものです。
実際の社会でのやり取りを、安心できる環境の中で経験する。
これが、にじいろプラス(彩虹グループ)が外出活動を療育として位置づける理由のひとつです。

お会計を自分でできたとき、子どもたちの表情がぱっと変わります。「できた」という実感は、次の挑戦への自信になります。私たちはその瞬間をとても大切にしています。
買った後の「後悔」も、療育の時間です
お買い物が終わると、さまざまな感情が出てきます。
「こっちにすれば良かったな…」
「あっちが良かったかも…」
「友達が買ってたのが気になる…」
この感情の揺れは、失敗でも問題でもありません。

自分の選択を振り返り、「なぜそう思うのか」「次はどうしたいか」を考えることが、感情を言語化する力や自己調整力の育ちに直結します。
スタッフは購入後の子どもの様子を見ながら、適切なタイミングで言葉をかけています。
「今どんな気持ち?」
「次はどうしようか?」
といった問いかけを通じて、感情を整理するプロセスをサポートしています。
この「体験→感情→振り返り」という流れが、にじいろプラス(彩虹グループ)のお買い物活動の核心です。

「楽しかった」で終わらせない。にじいろプラス(彩虹グループ)の外出療育
駄菓子屋さんでのお買い物は、子どもたちにとって「楽しいイベント」です。
でも、にじいろプラス(彩虹グループ)では「楽しかった」だけで終わらせません。

その体験の中に、計算する・選ぶ・伝える・感情を整理するという、日常生活で必要なスキルを意図的に組み込んでいます。
保護者の方からよく聞かれるのが、「施設でどんなことをしているのか、もっとちゃんと知りたい」という声です。
活動の様子とともに「なぜその活動をするのか」をできる限り丁寧にお伝えしていきます。
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