
キミイロLABOでは、子どもたちの「できた!」を増やすために、教室の外へ飛び出した療育活動を定期的に取り入れています。
今回訪れたのは、佐賀県唐津市にある「BOAT KIDS PARK モーヴィからつ」。

ボーネルンドがプロデュースした、遊びを通じて子どもの心と体と頭をバランスよく育てる、本格的なあそび場です。
ボートレースからつ1階にある室内あそび場。ボーネルンドの「あそぶことは生きること」という理念のもと、6ヶ月〜12歳の子どもが対象。発達段階に応じたゾーン設計と、「プレイリーダー」が常駐する環境が特徴です。
「考えること」から始まる遊び

遊具の前に立ったとき、子どもたちはまず「どうすれば楽しく遊べるか」を自分なりに考えます。
ルールを理解して、順番を守って、体の使い方を工夫して。その試行錯誤のプロセス自体が、キミイロLABOが大切にしている療育そのものです。
「楽しい」という動機があるから、子どもたちは自分から考え、自分から動く。
そのエネルギーを引き出せる場所が、モーヴィからつなのです。

「どうしたら前に進めるかな?」って子どもが自分で考え始めたとき、スタッフとして本当に嬉しくなります。
誰かに言われてやるのではなく、「自分でやってみたい」という気持ちが育っているんだなと感じる瞬間です。
大きなタイヤ遊具で「体幹」を育てる

でっかいタイヤ型の遊具は、見た目のインパクト以上に、子どもの体に深く働きかけます。
起き上がる、這う、歩く、腕を大きく振る。普段の生活ではなかなか使われない筋肉が自然と動員されます。
これらの動きは、姿勢を保つ「体幹」の発達に直結します。
体幹が整うと、集中して座れる時間が伸び、手先の器用さや運動能力の土台にもなります。
・姿勢保持・バランス感覚(体幹の強化)
・上肢・下肢の協調運動
・固有覚(自分の体の位置・動きを感じる感覚)の発達
・挑戦心と達成感
仲間と一緒に動くことで育つ、コミュニケーション力

一人で遊ぶのとは違い、仲間と一緒に動くためには「タイミングを合わせる」という高度なスキルが必要です。
「せーの」と声をかけ合い、相手の動きを見て自分の体を合わせる。
言葉でのやりとりだけでなく、表情を読んだり、間を感じたり、相手に伝えようとしたりする力が、遊びの中で自然と磨かれていきます。

最初はバラバラだった動きが、だんだん息が合ってきて。
子どもたちが笑顔でハイタッチしている場面を見ると、「これが療育の醍醐味だ」と感じます。
体と心が一緒に育っているんです。
木琴でリズム感と「感覚統合」を育てる

モーヴィからつには、体を動かす遊具だけでなく、五感を刺激するコーナーも充実しています。
木琴を思いっきり叩く体験は、リズム感を養うだけでなく、「叩く→音が出る」という因果関係を体で覚える学びの時間でもあります。
力加減のコントロール、両手の協調、聴覚への刺激など、感覚統合の観点からも非常に価値の高い活動です。
視覚・聴覚・触覚・固有覚・前庭覚などの感覚情報を脳がうまく整理・統合する働きのこと。
感覚統合が整うと、注意の集中、情緒の安定、運動の滑らかさにつながります。
キミイロLABOでは、遊びの中に感覚統合を促す活動を意図的に組み込んでいます。



モーヴィからつには「プレイリーダー」という専門スタッフが常駐していて、子どもの「やってみたい」を上手に引き出してくれます。
私たちキミイロのスタッフも一緒に動きながら、普段の教室では見えない子どもたちの一面を発見できる、大切な時間になっています。
「遊び」は最高の療育です
キミイロLABOが外出療育を大切にしているのには、理由があります。
子どもにとって「楽しい!」という感情は、最大の学習エネルギーだからです。
やらされる練習ではなく、夢中になって遊ぶ中に、体幹・感覚統合・コミュニケーション・思考力のすべてが詰まっています。
モーヴィからつのような場所は、その遊びの質を最大限に引き出せる環境として、キミイロLABOの療育プログラムに欠かせない場所になっています。
地域の施設を活用した外出療育は、社会性・コミュニケーション・身体機能の発達を総合的に支援するプログラムです。
見学・ご相談はいつでもお気軽にどうぞ。スタッフが丁寧にご説明いたします。


